北海道は広大な土地であるため、既に紹介している道の駅制覇やポケふた制覇をするのにもかなりの覚悟が必要でした。
そしてそんな北海道にまた新しい文化が増えています。
それが各地の神社で引くことができる「えぞみくじ」です!
2016年から発売開始し、2021年5月現在では12種類存在しています。
毎年少しずつ増えているので、情報を集めていくことも重要です!
ちなみにえぞみくじといえば北海道のローカル番組「ブギウギ専務」でえぞみくじを使った企画がされていましたが、あの当時は7種類だったので2年間で5種類追加と結構なハイペースです。
2021年は元日に旭川と北見、4月に岩内、5月に浦幌が追加となりました。
今回はえぞみくじはどのようなものなのかと、手に入れることが出来る神社を紹介します!!
目次
えぞみくじについて
えぞみくじとはその土地の名産品となっているものをモチーフとし、ユニークな方法で引くことができるおみくじとなっています。
またその中に入っているおみくじは全文北海道弁であり、親しみやすい文章となっています。
書かれている内容は大大吉~凶の運勢、総評、願望、健康、仕事、恋愛、金運、学業、幸運の北海道名物、幸運の北海道名所に分かれています。
幸運の北海道名物は例えばスープカレーなど、北海道名所は知床など、おみくじの内容に沿った旅行をしてみるのも楽しいかもしれません。
初穂料は元々300円でしたが、2020年10月1日より400円となっております。
またおみくじの引き方も変わっており、例えば根室の金刀比羅神社では釣竿を使ってサンマのおみくじを引くことが出来ます。
しかしコロナ禍の影響かわかりませんが、一部で特殊な引き方を中止している神社もあるので注意してください。
美瑛神社では元々ラジコンを操作してトウモロコシのおみくじを収穫するスタイルでしたが、私が行った時は実施しておりませんでした。
社務所が開いている時間であれば確実に引くことが出来ると思いますので、次の項目で紹介する各地の神社の情報を参考にしてみてください。
えぞみくじを引くことができる神社
2021年5月現在では12種類のえぞみくじが存在しています。
各神社のアクセスや場所、引き方や社務所の開館時間などをまとめてみました。
根室 金刀比羅神社 福ざんまいみくじ(サンマ)
こちらではサンマをモチーフにしたえぞみくじを引くことが出来ます。
引き方は釣竿で釣るというもの。
2021年時点ではライトアップされて、以前行った時よりも派手派手になっています!
場所 〒087-0055 北海道根室市琴平町1丁目4
アクセス 根室駅から2.5km(徒歩32分)
時間 8:30~17:00
札幌から400km以上離れている場所なので、えぞみくじの入手難易度は最も高いと言えるでしょう。
市街地から納沙布岬方面に行く道の途中にあり、車であれば迷うことなく行けると思います。
こんな遠いところまで来たのであればついでに観光もいかがでしょうか?
以前の記事で根室の観光についてまとめていますので参考にしてみてください。
美瑛 美瑛神社 富諸来しみくじ(トウモロコシ)
こちらでは北海道弁でとうきび、いわゆるトウモロコシがモチーフです。
以前は重機のラジコンを操作して収穫するという引き方でしたが、私が行った時は中止となっていました。
場所 〒071-0213 北海道上川郡美瑛町東町4丁目1
アクセス 美瑛駅から1.7km(徒歩17分)
時間 9:00~17:00
美瑛は旭川空港から車ですぐ行くことが出来ます。
札幌からもえぞみくじの場所としては比較的優しい距離です。
美瑛神社はお社のあちこちにハート形の模様があることから恋愛成就のパワースポットとして人気があります。
また街の中心部からのアクセスも簡単であり、美瑛観光プランに組み込みやすいです。
ベストシーズンである7月頃は観光客が非常に多いため、宿の確保など計画的に行うことをおすすめします。
有名な観光地として青い池、白金温泉、四季彩の丘などがあり、美瑛は北海道の中でも屈指の観光スポットです!
美瑛の道の駅の記事についてはこちら
帯広 帯廣神社 魔鮭福鱒(シャケ)
ここではシャケのモチーフのおみくじを引くことが出来ます。
こちらも釣り竿で釣り上げるタイプの引き方です。
また同じ場所にシマエナガみくじもあり、えぞみくじとは違いますがあまりの可愛さにこちらのおみくじも人気となっています。
場所 〒080-0803 北海道帯広市東3条南2丁目 1番地
アクセス 帯広駅から1.9km(徒歩24分)
時間 9:00~17:00
帯廣神社は国道38号線沿いにあるため場所は非常にわかりやすいです。
札幌から高速繋がっているので日帰りでも行けなくはないと思います。
帯広含めた十勝地方は特に食の宝庫であり、以前B級グルメについて紹介していますのでこちらを参考にしてみてください。
他にもばんえい競馬、花畑牧場、十勝川温泉などでが有名な観光地となっています。
苫小牧 樽前山神社 貝運!一念発起みくじ(ホッキ)
こちらではホッキをモチーフにしたおみくじを引くことが出来ます。
引き方はガチャポンであり、運が良いと金のホッキが出てくるかもしれません。
なおカプセルは回収しているので回収箱に戻しましょう。
場所 〒053-0035 北海道苫小牧市高丘6−49
アクセス 苫小牧駅北口から車で8分
時間 9:00~16:00
(ただしガチャポンなので時間外で引けるかは未確認)
札幌から行きやすいえぞみくじの神社TOP3に入るので最初の方に手に入れる方も多いでしょう。
ただし同名の神社が周囲にいくつかあるため、住所をしっかりと確認してから行くことをおすすめします。
苫小牧はホッキカレーやお菓子のよいとまけで有名な街です。
室蘭方面や日高方面の分岐にもなる街であり、通る機会は比較的多い場所だと思われます。
函館 湯倉神社 イカすおみくじ(イカ)
ここでは白いイカと金のイカの2種類のモチーフです。
他にもえぞみくじが入っている赤と金の鯛も存在しており、好きなものを選べます。
引き方は釣りとなっています。
場所 〒042-0932 北海道函館市湯川町2丁目28−1
アクセス 湯の川駅から徒歩4分
時間 9:00~17:00
2021年5月現在で最も南に位置するえぞみくじの神社であり、道南では唯一となります。
そのため札幌からの到達難易度は高めですが、そもそも函館は道民にとっても人気のある観光地であり、行く機会は多いと思われるので他の場所よりも行きやすいかもしれません。
近くにある湯の川温泉は北海道の温泉街の中でも特に有名な温泉地であり、ここで宿泊すると湯倉神社も行きやすいでしょう。
道南の道の駅の記事についてはこちら
稚内 北門神社 いカニもいいみくじ(カニ)
ここではカニがモチーフとなったえぞみくじを引くことが出来ます。
魚介類ですが釣竿ではなくタモ網を使って手に入れることが出来るので、他の神社とは異なる方法で楽しむことが出来ます。
場所 〒097-0022 北海道稚内市中央1丁目1−21
アクセス 稚内駅から750m(徒歩11分)
時間 9:00~16:00
駐車場がわかりにくいですが、社務所がある方にわずかな駐車場があるのでえぞみくじだけが目的ならこちらの方が近い上に階段を使用する必要もありません。
北側の細く急こう配な坂道を通ると広い駐車場があり、お参り目的であればこちらの方が便利です。
有人では日本最北端の神社である北門神社ですが、こちらも札幌から車で6時間程度(およそ300km)かかるのでやはり到達難易度の高い神社でしょう。
稚内の観光については以前記事にまとめていますので参考にしてみてください。
江別 錦山天満宮 幸路みくじ(赤レンガサイロ)
ここでは赤レンガサイロをモチーフとしたえぞみくじを引くことが出来ます。
えぞみくじでは唯一の食べ物ではないものがモチーフとなっており、レンガで有名な江別市にふさわしいものとなっています。
元々はクレーン車を操作して引くというユニークな方法でしたが、感染対策のため中止となっているので使用することが出来ません。
場所 〒069-0817 北海道江別市野幌代々木町38−1
アクセス 野幌駅から1.0km(徒歩12分)
時間 9:00~17:00
札幌から最も近く、公共交通機関でも容易に行くことが出来る神社です。
観光というよりは市街地の中心部であるため、食事や買い物がメインの楽しみ方となるでしょう。
車であれば近くに蔦屋書店があるので読書やカフェが楽しめることで人気のあるスポットに行くことが出来ます。
小樽 住吉神社 日進月歩(ニシン)
ここではニシンをモチーフとしたえぞみくじを引くことが出来ます。
こちらも釣り上げておみくじを引くというスタイルです。
九月5社目、令和二年125社目は小樽住吉神社。小樽総鎮守。住吉三神と神功皇后が祀られる。住吉三神は、古事記や日本書紀に登場する神様で、伊弉諾尊が黄泉国から帰ってきて禊をしていたときに流れ落ちた水が渦を巻いた中から生まれた。社務所も趣がある建物。電車の乗り継ぎがよく奇跡的に参れました。 pic.twitter.com/u20VwBbFyK
— 全国一ノ宮神社巡りガイド(楽しい神社めぐり) (@ichigoshujun) September 7, 2020
場所 〒047-0014 北海道小樽市住ノ江2丁目5
アクセス 南小樽駅から400m(徒歩6分)
時間 9:00~18:00
江別の次に札幌から近い神社です。
国道5号線沿いにあり、公共交通機関でも行くことが出来るので札幌からでも行くことが容易な場所となります。
小樽は北海道の中でも屈指の観光地であり、近くにはオルゴール堂やルタオ本店がある堺町本通りがあり、更に進むと小樽運河にもたどり着くのでえぞみくじと一緒に観光することができます。
旭川 旭川神社 福よ米米みくじ(米俵)
旭川神社で #えぞみくじ
その名も「福よ米米(まいこめ)みくじ」🌾🌾
俵鉤で俵をひけます。末吉でした、、 pic.twitter.com/A9aborn1yK
— 彩り (@ayakaaaand) April 15, 2021
ここでは米俵をモチーフとしたえぞみくじがあります。
俵鉤(ひょうかぎ)を用いて引くことができ、入れ物も俵とユニークな見た目です。
場所 〒078-8261 北海道旭川市東旭川南1条6丁目8−14
アクセス 東旭川駅から850m(徒歩11分)
時間 8:00~18:00
他の神社と違い、旭川神社は市街地からかなり離れたところにあるため、車で高速を利用したとしても一般道に降りてから20~30分程度の移動時間がかかるので計画を立てる際には注意が必要となります。
駐車場はよくわかりにくいですが顕勲神社前、兵村記念館前、社務所前、東旭川屯田公園沿いの道路の脇の砂利のスペースなどに停められていることが多いです。
この神社の近くには旭川を代表する観光地、旭山動物園があるので一緒に楽しむこともできます。
また神社から歩いて行けるところにエスペリオというレストランがあり、そこのソフトクリームは強豪揃いの北海道内の中でもトップクラスの美味しさなのでぜひ寄ってみてください!!
北見 北見神社 福多招みくじ(玉ねぎ)
引用:北見神社HP
ここでは玉ねぎをモチーフとしたえぞみくじを引くことが出来ます。
引き方は通常のおみくじのように箱の中から好きなのを選ぶ形式です。
場所 〒090-0022 北海道北見市北2条東6丁目11
アクセス 北見駅から850m(徒歩11分)
時間 9:00~17:00
国道39号線から近く、市街地からも近いので行きやすい神社です。
駐車場は裏の行き止まりの道に行くとあります。
北見市はオホーツク最大の街であり、焼き肉の街として、またおみやげでは赤いサイロというお菓子やハッカで有名です。
岩内 岩内神社 たら福みくじ(スケソウダラ)
ここではスケソウダラをモチーフとしたえぞみくじを引くことが出来ます。
引き方は釣竿で釣り上げるという形式です。
場所 〒045-0012 北海道岩内郡岩内町宮園41
アクセス 岩内バスターミナルから1km(徒歩14分)
時間 8:30~17:00
駐車場は正面からではなく、神社の西側から行くと入ることが出来ます。
岩内は冬季限定のスケソウダラの白子を使ったかまぼこ「たつかま」が幻の珍味として有名です。
また温泉宿も多く、宿泊するのにも適している町です。
浦幌 浦幌神社 やるなら今じゃがみくじ(じゃがいも)
ここではじゃがいもをモチーフとしたえぞみくじを引くことが出来ます。
引き方は片手くわを使って掘り出すという引き方です。
または蒸し器のなかにもあるのでそちらを選べば簡単に引けます。
場所 〒089-5612 北海道 十勝郡浦幌町字東山町18-1
アクセス 浦幌駅から1.2km(徒歩16分)
時間 8:00~20:00
国道38号線を通ったことある方であれば誰もが見たことのある乳神神社というインパクトがありすぎる看板でよく知られています。
そのためお守りも女性の胸をモチーフにしたものもあり、安産祈願や子授祈願のお守りなどが多いです。
近くには道の駅もあり、きなこソフトクリームが名物となっています。
まとめ
どこもお互いに離れていることが多く、コンプリートするにはほぼ北海道一周するくらいの覚悟が必要になるでしょう。
えぞみくじは17時前後には社務所が閉まることが多く、遅くなると引けない可能性があるのでゆったりと計画が必要になります。
またこの半年で一気に4種類も増えたことから今後も増え続けることが予想されます。
一気にコンプを目指すと追加されたときにまた同じところを通る必要になったりすることがあると思うので、マイペースに進めるのが一番楽しめるでしょう。
えぞみくじ目当てに旅行へ行き、そしてその土地の観光を楽しむことで時間に余裕をもった旅行になると思います。
道外からの方はコンプを目指すとどうしてもそんな余裕はないかもしれませんので、無理のない旅行計画を立ててください。
とにかく長距離なので基本は車での移動になるため、ある程度の運転経験と体力が必要になります。
道東は野生動物との衝突事故が多いですが、その他の地域でも野生動物は現れます。
神社に行くのに事故っていてはなんとも縁起が悪いので気を付けてドライブしてくださいね。
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