今回は自分が道内旅行をするにあたって大事にしていることを文章にしてみたいと思います。
私は以前記事にもしたように道内の道の駅を制覇しているので北海道のほとんどの市町村を訪れたことがあります。
よく函館や小樽、美瑛、富良野、洞爺湖などは旅行に行きたい場所として名前があがりやすい場所なので実際に行ったことが多いと思います。
しかしなかなか名前があがらない場所に関しては行ったことないどころかどこにあるか知らないとか名前すら聞いたことないと言われることも多いです。
実はそういうところこそ最大限楽しめる可能性が眠っているかもしれません。
実際に連れて行った同乗者が誰も知らない場所に連れて行って最大限楽しんで帰ったという経験を何度もしています。
それでは早速自分がいつも考えている事を紹介していきたいと思います。
目次
運転手の楽しみ方
自分は有名でないところにはどんな場所であって、どんな生活が送られているのか、どんな食べ物が有名なのかなど知りたいという気持ちが強いので、たとえ一人でも遠出して旅行に行ってしまいます。
それに道内旅行であれば目的次第ですが旅費を安くすることも可能なので、金銭面はそこまで大きなハードルにならないということは以前記事にしました。
一人の場合は自分だけが目的を決めて、あとは運転しながら気になった場所に入ったりしてみればいいですし、全ては自分の意志で決まるのである意味一人の方が目的はブレにくいかもしれません。
それでもやっぱり一人よりは複数人との方が楽しいと思うことが多いです。
一人の時ほど自由度は少なくなるものの、経験を共有するということは一人旅では絶対に出来ません。
そしていくら同じ道を通ったことがあるといえども、何十回も通ったような道でなければ道中でなんらかの新発見がありますし、時期や情勢、時間帯などで前回通った時と全く同じ状態であることはありえません。
だから長距離運転がそこまで苦ではないのかなと思います。
遠出が苦手という人は疲れるからとか運転が怖いとか様々な理由があると思いますが、道中での発見などに着目するとただ目的地を目指すだけの旅が充実し、あまり遠出という感じがなくなるかもしれません。
私は連続100km以上の運転ってあまりしません。
いくら北海道でも100km前後走っていれば寄ってみたいところの一つや二つは見つかります。
そうすると目的地に到達するのが遅くなると感じる方も多いと思います。
そしたら今度は出発時間を早くすればいいのではないのでしょうか。
朝早く出発するメリットはとても大きいです。
一つは目的地に着くまで多くの寄り道が出来るようになること。
宿のチェックインや食事を取ることが出来るお店の営業時間の関係から目的地の時間をより遅くするということは難しいかもしれませんが、早朝出発は前日早く寝れば済む話ですからね。
そうすると今度は出発直後にどこも寄れないと思われるかもしれませんが、そんな近郊であればわざわざ長距離ドライブする日に寄らなくても別の機会で容易に寄れるので、全部詰め込まない方が良いでしょう。
もう一つは渋滞を回避することが出来ること。
札幌から出発する場合、たとえば国道230号線を通る時は石山通から定山渓、中山峠までの渋滞は連休中の定番です。
なぜここがこんなに混雑するのかというと交通量の割に一車線しかない区間が多いとか、高速道路が迂回路すぎるのでむしろ国道の方が直線距離で短いということなどが理由としてあげられます。
あまり運転したことない人でもこの区間が大渋滞になることが多いのは知っているのではないでしょうか。
しかし時間帯をズラせばこの問題は解決します。
結局需要がある時間帯に交通量が増えるわけで、自分が需要の少ない時間に利用すれば渋滞に巻き込まれずに済みます。
行く時は昼前よりも地下鉄が動き始めるような早朝、帰ってくる時は思いっきり深夜にするなどすれば旅行時間も増やせてより多くの観光を楽しむことが出来ます。
帰るのが遅くなるのが嫌だという場合は、行きと帰りで別々の道にすれば渋滞しやすい道路を回避できるかもしれません。
しかも違う道を通るということはそれだけ新しい発見が出来る確率も上がります。
何もないような道でもよく見ると記念碑やモニュメントがあったり、人里離れたカフェなどが見つかることもあります。
ただし本当に何もない道もたくさんあるので、移動中でも自分のアンテナ全開に使って発見を楽しもうとすることが大事です。
同乗者の楽しみ方
私も同乗者には次の目的地(休憩ポイント)には何があって、どういうことが楽しめるかなど説明しながら運転することが多いです。
次の目的地がよくわかってないと距離感がわからなくなるので、今自分がどこにいるかという興味がなくなってしまうからです。
また自分がどこにいるかわからないとただ移動しているだけになるので発見も難しくなります。
そこでGoogle Mapなどで自分の位置を確認してもらうようにすると、周囲にはどんなお店があって、どんな地名なのかなどまた多くの発見がしやすくなります。
せっかく旅行するなら、どういうところを通って市町村の位置関係を理解するように心がけた方がお得です。
運転手は自ずと覚えてしまうものですが、同乗者はあまり気にしない人が多いように思われます。
勉強での地理となるとあまり気が進まないかもしれませんが、自分が実際に今どこにいるのか知ることで自然と北海道の地理は覚えていくことが出来るので、長距離ドライブの時はぜひGoogle Mapを活用してみてください。
私一人では発見できるものも限られているので、大人数で移動している時は自分以外からの発見でも楽しめるようになるという利点もありますね。
旅行で損しやすい考え方
北海道の旅行ではこういう楽しみ方をしないとどうしても移動が長いことばかりに気を取られがちです。
そうなるとせっかくの旅行もかなりの苦痛となるでしょう。
道内旅行で自分でも楽しませるのが難しいかなぁと感じるのは以下のタイプです。
・ゴールに辿り着くことしか考えていない人
・目的地に着く時間を細かく決めてしまう人
・目的地に行けなくても仕方ないと思えない人
温泉旅行などは近場であれば移動中の発見も少なくなるので、ゴール=目的でも問題ないかと思います。
しかし200km以上離れた移動でそう思ってしまうのはもったいないなぁと思います。
道中にも面白いことがあるのに、ゴールしか見ていないと200km以上の移動時間は正直退屈と感じるでしょう。
またこういった方はゴールに着く時間を気にしてしまい、次にあげた時間を細かく設定してしまう人と重複することが多いです。
到着時間にこだわると道中も常に時間を気にしなくてはいけなくなり、そんな心にゆとりない状態で寄り道してもおそらくちゃんと楽しめないでしょう。
そしてそれに伴い、時間や道路状況の問題で目的地に行けなくなった時に大きく気分を害されてしまうとなかなか楽しむ方向に持っていくのも難しいです。
宿とか一番の目的地にはもちろん到達できるように優先すべきですが、行きたいところを増やしすぎて優先度も決まっていないと楽しい旅行が消化不良になりかねません。
旅行の経験があまりない人ほど無理な計画を立てやすいです。
有名なのは道外の人が北海道に来て各地を一泊二日でまわろうとするというものですが、他にも飛行機乗り慣れていない人ほどギリギリの空港着を目指すなど結構見かけます。
本当に行きたいところがあるのであれば事前に同乗者と相談し、その計画が本当に可能なのか確認しておくとこういったトラブルも避けられると思います。
まとめ
今回の内容、簡単にまとめると…
・北海道の長距離ドライブはせっかくだから道中も楽しもうと心掛ける
・早朝出発は渋滞も避けられ、寄り道の時間も増やせて一石二鳥
・Google Mapなどで自分のいる位置や街を確認すると地理に強くなる
・自分で楽しもうと思わないと長距離旅行は疲れの方が感じやすい
という内容でした。
少なくとも自分が運転していて旅行先でトラブルになったことはほとんど記憶にありません。
今回の記事のように旅行の心がけというものを確立しているのですが、ブレブレよりもはっきりと自分の考えがはっきりしていた方が楽しみやすいよというだけで、何も考えてなくてもとりあえず入ってくる情報を楽しむというのでもオッケーだと思います。
ここまでいろいろ書きましたが最終的に疲労よりも楽しかった方が上回れば旅行の意義を達成出来ているので。
ここまで読んでくださったみなさんもおそらく北海道のドライブなどに興味がある方だと思いますので、ぜひすぐ計画立ててもらえたらなと思います。
今はGo To Travelキャンペーンのおかげで北海道旅行はだいぶ安く行くことが出来ます。
冬になると雪も積もるので道内の長距離ドライブの難易度が一気に跳ね上がります。
10月に入ると紅葉を楽しむことが出来るので、長距離ドライブはまだ間に合います。
ただし峠や標高の高い場所へ行く時は想像以上に早く凍結や積雪など発生しますので、これからの季節は出発前までに道路状況の確認や冬タイヤの装備など必ず怠らないようにしましょう。