今回の記事は2021年3月時点での情報となっています。
このブログでは今まで北海道のドライブや旅行の情報などをお伝えしてきました。
ほかの都府県だと自分の住んでいる都道府県以外へ行くことが旅行だと考えている人が多いでしょう。
しかし北海道民はお隣の県なのに青森県に行ったことある人は意外とかなり少ないです…
北海道自体が大きな島なので津軽海峡を渡るハードルが高いように思われているのかもしれません。
実は津軽海峡を挟んでお隣の青森県って簡単に行けちゃうんです!
今回は北海道から青森県へ行くドライブについて行き方からおすすめスポットまで紹介します!!
目次
北海道から青森県への行き方
一般的な方法は3種類となっています。
1.新幹線
北海道新幹線で津軽海峡を渡ることができます。
新函館北斗駅から青函トンネルを通ることができる唯一の方法であり、最速で行くことができます。
ただし函館からの移動前提なので、札幌からの移動では飛行機の方が早いです。
青函トンネルを通ってみたい人や急用が出来て行くことになった人におすすめの手段となっています。
2.飛行機
新千歳から青森、丘珠から三沢へ行くことができます。
札幌からでは移動時間が最も短く、新幹線よりも安く済ませることができるので事前に行くことが決まっている場合は最もおすすめの移動方法です。
3.フェリー
フェリーは苫小牧、室蘭、函館から青森や八戸、大間に行くことができます。
苫小牧や室蘭からは八戸、函館からは青森や大間に行くことが出来るので旅行先によって使い分けが可能です。
フェリーの利点は最も値段が安いこととマイカーを載せて持っていくことが可能なことです。
今回はこのフェリーでのお得な移動方法について紹介していきたいと思います。
旅行に必要な日程数
飛行機で行く場合は2日間から選ぶことができます。
ただし2日間だと青森市くらいしか行くことができないのでもう少し長い方が楽しめるかもしれません。
フェリーで行く場合は行きと帰りで半日ずつ使うので3日間から選べますが最低でも4日間はほしいところ。
大間などがある下北半島と青森市の両方に行きたい場合は青森での滞在期間を2泊以上に設定する方がいいです。
下北半島のほとんどがバイパスや高速道路がなく、地図での見た目以上に時間がかかります。
むつ市までJRも繋がっていますが、観光目的だと車で行くのが前提となります。
観光の目的となる場所によって大きく旅程が変わるのでまずはどこに行きたいかをはっきりした方がいいかもしれません
お得なフェリー情報
フェリー会社をどこにするかは車を積み込むかどうかでオススメとなる会社が大きく変わります。
車を北海道から持っていく場合
車に乗る人数にもよりますが函館から行く津軽海峡フェリーが一番オススメ!
2020年11月2日から始まっている海割ドライブ プラスが圧倒的な安さとなっているのが最大の魅力です。
この割引プランは車1台とその車の乗客が定額15800円(青森行き)しかかかりません!
大間行きなら12800円、軽自動車なら更に3000円引き!
ワゴンなどの大型車であれば最大8人まで同額で行くことが可能です!
普通の料金だと一番安い期間でも大人一人2260円、車一台16760円かかるので、この時点でたとえ一人で行ったとしてもこの海割ドライブ プラスの方が3000円以上お得ということになります!
部屋はスタンダードでいわゆるタコ部屋ですが、気になる方は一人900円追加することで個室を利用することも可能です。
数量限定となっているため、予約時に利用可能か確認することを忘れないようにしてください。
函館から青森へ行く便は数多く、ほぼ24時間利用することができます。
なおフェリーの移動時間は青森まではおよそ3時間40分、大間だとわずか90分しかかかりません。
フェリーへの車の積み込み方も簡単で、チケット購入や発券をしたらフェリー前の待機列で並んで待つだけです。
あとは係の人の指示に従い進めるだけなので何も難しいことはありません。
ただし出港後は車へ戻ることが出来ないので、必要なものは忘れずに下ろしましょう。
人だけフェリーに乗る場合
人しか移動しない場合は苫小牧から八戸へ行くシルバーフェリーが最もオススメ!
通常は大人一人5600円の料金となっていますが、札幌・八戸なかよしきっぷを購入すれば札幌から苫小牧までの高速バスがセットになって6000円となっています!
高速バスはこの区間だと通常1450円なので、このきっぷを予約することで1000円以上お得になります!
もし青森市が目的地であれば青森・苫小牧てつなかきっぷがオススメ!
こちらは八戸から青森までの鉄道料金もセットとなって6800円です!
普通運賃だと2320円なので、更に1500円以上もお得となるので青森市へ行く予定がある場合は絶対にこちらの方がお得となっています。
また余談ですが札幌・盛岡なかよしきっぷもあり、こちらは八戸から盛岡までを含めて7800円で行くことが可能です。
これらのきっぷを購入してしまえば、料金を調べたりする手間も省けますし、考えることを減らすということは快適な旅行に繋がります。
フェリー上での過ごし方
津軽海峡は利尻島や礼文島に行くフェリーに比べると比較的穏やかです。
とはいえども天候によって快適さは左右されるため、乗り物酔いする方は酔い止め薬を用意しておくなどの準備をしておくとよいでしょう。
経験しないと船酔いの辛さはいまいちわからないかもしれませんが、簡単に言うと二日酔いの辛さが横になっていても落ち着かないような状況です。
なので自信がない方は最初から横になっておけば船酔いをある程度防ぐことができるので、枕になりそうなものやタオルケットなど準備しておくと快適に過ごしやすくなります。
フェリーの中には売店や自動販売機があるので飲食も可能です。
テレビやフリーWi-Fiもあるので暇つぶしはできます。
車を積み込んだ時は出港してから車に戻ることはできないので忘れ物に注意してください。
函館から行く時にはシャワー、苫小牧から行く時には大浴場があります。
どちらも利用可能なので長旅の前のリフレッシュにいいかもしれません。
私がフェリーを利用する時は体力回復に徹します。
行きは慣れてない土地でのドライブになりますし、青森県のドライブも北海道と同様に長距離となりやすいです。
帰りは函館から札幌に帰るのも長距離な上、旅の疲労を残している状態なのでドライバーは少しでも休んでおくことをオススメします。
また苫小牧から八戸へ向かう場合は7時間半という長い時間の船旅となります。
中途半端な時間で出発してしまうと一日が移動だけで終わってしまうので、体力に自信のある方は深夜便がおすすめです。
23:59の便に乗ってお風呂に入って就寝すれば朝7時半から八戸で活動できるので、青森県を一日堪能することができます。
ただしスタンダード利用の時は耳栓とアイマスク必須なので忘れないようにしましょう。
青森県のおすすめ観光スポット
エリアごとに行ったことある観光スポットやグルメを簡単に紹介します!
青森市周辺
古川市場・青森魚菜センターののっけ丼
釧路の勝手丼のように海鮮丼のネタを自分の好きな組み合わせで購入することができます。
最初にチケットを購入し、丼を持った状態で好きな魚屋を選んで好きなネタをチケットと交換します。
青森市の中でも特に観光客が多いため、早い時間に行くことをおすすめします!
チケットは刺身だけではなく、総菜などとも交換可能です。
味噌カレー牛乳ラーメン
味の札幌 大西が発祥とされている青森を代表するご当地ラーメンです。
名前だけ聞くとちょっとたじろいでしまうかもしれませんが、一度食べるとやみつきになるおいしさ!
クセもなく、まろやかで食べやすいのでぜひ試してみてください!
ねぶたの家 ワ・ラッセ
青森県といえばねぶた、でもねぶた祭のシーズンは駐車場も値段が高く、宿も取りにくいのでハードルが高い…
そう思う方におすすめの展示館で、実際にねぶた祭に使用されたものを見ることができ、その他にも歴史や山車の展示も見ることができるので年中ねぶたを楽しむことが出来ます。
青森駅のすぐ隣であり、おみやげコーナーも豊富なので旅のしめくくりに寄るのもいいかもしれません。
弘前市周辺
弘前城
弘前城は弘前市の市街地にあるため、気軽に立ち寄れる観光スポットです。
特におすすめな季節は4月末の桜が散り始めた頃です!
この時期になると外濠に散った桜の花びらが覆いつくす花筏(はないかだ)が見ることができ、弘前さくらまつりも行われているので多くの観光客が訪れます。
とても美しい景観となるので一度は行ってほしいスポットです!
道の駅 なみおか
青森市から弘前市へ車で向かうと立ち寄ることができる道の駅です。
りんごぎょうざなどのB級グルメや豊富なメニューのお蕎麦屋やりんごなどの特産品、りんごソフトクリーム、整備された広場などの幅広い層で楽しむことが出来る場所となっています。
青森県の中でも特に充実している道の駅だと思うので、休憩がてら寄ってみると楽しめるかと思います!
津軽半島
国道339号線の階段国道
日本国内で国道なのに階段が存在するとして有名な場所です。
もちろん車両は通れず、徒歩でしか行くことができません。
場所は津軽半島の最北端である竜飛岬付近にあり、24時間利用可能ですが夜間はかなり暗く、階段もかなり長いので日中に行くことをおすすめします。
近くには青森側の青函トンネル記念館もあるため、北海道の福島町と比較してみるのもいいかもしれません。
鯵ヶ沢町の漬けヒラメ丼
漬けヒラメ丼といえば後述の八戸が有名ですが、鯵ヶ沢町では町おこしとしていろんなお店で食べることができます。
スーパーの総菜コーナーでも取り扱っているほどあちこちで売っているので町中を通るときはいろんなお店に入ってみると楽しめると思います。
十和田湖周辺
十和田湖の十和田バラ焼き
秋田県との県境になっている十和田湖では全国的に有名となったB級グルメの十和田バラ焼きを食べることができます。
牛のバラ肉と大量の玉ねぎ、そして甘辛いタレで炒めたものですがこんなの美味しいに決まっています…
ご飯がとても進むのでおすすめです…!
他にもおからこんにゃくのカツや味噌づけきりたんぽなどテイクアウトメニューもあるので小腹を満たすこともできます。
奥入瀬(おいらせ)渓流
十和田湖の北東の方向に行くと国道103号線と併走するように奥入瀬渓流があります。
夏に行くと日陰で涼しく、渓流の音が心を癒してくれます。
渓流の近くを歩くこともでき、間近でその美しさを楽しむことができます。
下北半島
大間崎
本州最北端の地として有名な場所です。
本州最北端の碑などがあり、下北半島の中でもここを目指す観光客は多いのではないでしょうか。
碑の近くにあるレストハウスでは本州最北端到達証明書を購入することができます。
これを岩手県宮古市、和歌山県串本町、山口県下関市で各々の証明書を全て集めると踏破記念品を受け取ることができます。
全部集めるのはかなり難易度高いですが挑戦してみると楽しいです!
また大間といえばマグロが有名であり、近くのお店では山盛りのマグロを堪能できるのでなるべく早い時間に行きたいところ…!
仏ヶ浦
佐井村にある国道338号線沿いの観光スポットです。
下北半島で最も美しい景観を楽しむことができます。
断崖絶壁の様々な形をした巨大な岩、透明で神秘的な色の海と別世界に訪れたような感覚です。
ただしここまで行くには北海道ではあまりない細く曲がりくねった道を永遠と走る必要があり、道中にお店もほとんどないため準備と覚悟が必要です。
また駐車場についても崖下に降りるまで30分前後かかり、段差の大きさも段数も相当なものなので体力がないと仏ヶ浦にたどり着くのは難しいと思います。
最低限靴は歩きやすいものにしましょう。
恐山
名前を知らない人はいないくらい有名な日本屈指の霊場です。
そのイメージから心霊スポットやら行ってはいけない場所やら思っている人もいるかもしれませんが、実際に行くとちゃんと観光地であり、神聖な雰囲気を楽しむことが出来ます。
境内の参拝は約3kmで一周できるようになっており、健常な方であれば1時間もあればまわれるようになっています。
ただし階段や砂利道が多いので動きやすい服装や靴が必須です。
また恐山までの道中はむつ市から向かうとそこまで苦労しませんが、北側から行くとかなり細い道を通ることになるので覚悟が必要になります…
八戸周辺
みなと食堂の漬けヒラメ丼
既に漬けヒラメ丼は紹介しましたが、一般的には八戸のこのお店が最も有名です。
こちらは卵黄がトッピングされているのが特徴です。
朝早くから行列のできる人気店であり、苫小牧からフェリーで来た場合は最初に寄ってみるといいかもしれません。
蕪島神社
蕪島の丘の上という立地にある神社です。
ここはなんといってもウミネコの数が尋常じゃないのが最大の特徴。
繁殖期にはフンを避けるのが困難なほどウミネコがいるので注意が必要ですが、近くにある休憩所ではビニール傘の貸し出しを行っているので、それを利用した方がいいです。
おそらく日本で最もウミネコの密度が高いと思われるので、圧巻の光景を楽しむことが出来ます。
なお休憩所ではウミネコを模した折り紙をもらうことが出来ました。
まとめ
・意外と旅費はかからない
・計画を立てれば3日間から楽しむことができる
・車なら函館から、札幌から公共交通機関で行くなら苫小牧から
・青森市と八戸市の間の移動以外は基本的に車必須
青森県の道路はほとんどが北海道と同じ感覚で走ることが出来ますが、山道などに入ると北海道ではなかなか経験できないような狭い道路も多いので注意が必要です。
青森市や八戸市以外も観光しようとすると移動距離も長くなるので、ある程度旅行の計画を立てていくことをおすすめします。
とはいえどもそれは北海道も同じであり、本州といえども金額の面からも行きやすさの面からも青森県のドライブ旅行はそこまでハードル高くありません。
まだ行ったことない方は気軽に行ってみても楽しめると思います。
青森県は美味しいものが多いので、食べ歩きをするのもいいでしょう。
私もまだまだ知らない場所が多いので、他にも楽しめる場所やおいしい場所などあれば教えてくださいね!
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