緊急事態宣言によって外出自粛が呼びかけるようになり、運動する機会が減っています。
しかしその一方で自宅の過ごし方の一つとして、自宅でも出来る運動がブームとなってきています!
実際にスポーツ用品店などに行くと、筋トレグッズであるダンベルやヨガマットといった自宅での運動に必要なグッズが軒並み売り切れとなっている状態です!
以前に当ブログでもフィットボクシングについての記事を書いたことがあります。
SNSでよく見かけるのが、フィットボクシングとリングフィットアドベンチャーって結局どっちを買えばいいの?という意見です。
フィットボクシングは以前からプレイすることが出来たのですが、リングフィットアドベンチャーってNintendo Switch本体と同じくらい入手が困難となっており、なかなか比較記事を書くことが出来ませんでした。
しかし最近では徐々に流通が増え始め、私もようやく手に入れてある程度プレイを継続することが出来たため、今回は2つのゲームについて感じたことを比較してみようと思います!!
目次
ざっくりとした比較
フィットボクシング | リングフィット | |
値段 | 安い | 高い |
入手難易度 | 簡単 | 難しい |
有酸素運動 | ◎ | 〇 |
ダイエット | ◎ | 〇 |
筋トレ | 〇 | ◎ |
ゲーム性 | △ | ◎ |
運動継続のしやすさ | 〇 | ◎ |
運動の種類の豊富さ | 〇 | ◎ |
防音 | 〇 | ×(対策が必要) |
必要スペース | 小さい | やや大きい |
フィットボクシングとリングフィットアドベンチャーのもっと詳しく比較!
値段
フィットボクシング | 6380円(税込) |
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リングフィット | 8778円(税込) |
値段はフィットボクシングの方が安いです。
リングフィットは付属のリングコンと足に巻きつけるベルト分で値段が高くなっています。
入手難易度
フィットボクシング | ダウンロード版はいつでも購入可、パッケージ版もよく売られている |
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リングフィット | 通常入手困難、抽選販売中心 |
フィットボクシングはダウンロード版があるため、この記事を見た後でもすぐに始めることが出来ます。
またお店でも売り切れになっていることは少ないため、パッケージ版も容易に買うことが出来ます。
一方でリングフィットは発売から半年以上経った2020年5月現在も店頭に並んでいる事はほぼありません。
入手方法は各サイトや店頭での抽選販売のみとなっているところが多いため、手に入れるためには当たるまで抽選販売を申し込む必要があります。
こちらは任天堂公式サイトのみダウンロード版同梱の取り扱いがありますが、それ以外はパッケージ版となっています。
ゲーム開始時の運動量
フィットボクシング | ★★ |
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リングフィット | ★★★★ |
フィットボクシングはゲーム開始時、ジャブやストレートといったその場で出来る基本的な動作しかありません。
そのため負荷も小さく、最初は軽い汗をかくかどうかくらいの運動量になるでしょう。
一方でリングフィットはメインとなるアドベンチャーモードでは運動の選択肢が少ないため、苦手な運動があったらそれを何度もやることになり、最初から運動負荷は大きめです。
もちろん自分の体力に合わせて調整出来るので、継続が難しそうであれば軽負荷にかえるのも良いでしょう。
ゲーム後半の運動量
フィットボクシング | ★★★★ |
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リングフィット | ★★★ |
ゲーム後半にもなるとフィットボクシングは前後左右のステップやダッキング、体幹の回旋を伴う連続フックなど運動量が明らかに大きくなり、運動不足の方であれば息切れするようなコンビネーションまで出現してきます。
メインとなるデイリーモードでは自動でメニューが組まれるため、慣れても大量に発汗するのが当たり前となります。
一方でリングフィットは運動の選択肢が増えるため、軽負荷で攻撃力の大きい運動を選びやすくなります。
自分で運動を選べるというのは楽しさの一つでもありますが、一方で先に進めようとすると効率良く敵を倒すことを考えてしまうので、最初より楽になりやすいです。
ストイックに出来る方であればもちろん負荷が大きい運動だけを選び続けることも出来るので、この辺はプレイスタイルによって左右されると思います。
最大時運動負荷
フィットボクシング | ★★★★ |
---|---|
リングフィット | ★★★★★★★★ |
フィットボクシングはデイリー=ほぼ最大負荷であるため、後半になれば自分でフリーメニューを選ぶことで運動時間を増やすことが出来るものの、全てデイリーの中に含まれているメニューであるため、運動負荷は大きく変わりません。
一方でリングフィットは運動メニューの種類が多いことから、苦手な組み合わせで行うと容易に息切れします。
それどころか最後までやり通すことが出来ないものも人によってはあるでしょう。
そのため自分の苦手な運動を最大負荷で行うということで比較するとフィットボクシングよりも圧倒的に強い負荷でプレイすることが出来ます。
ただしそこまで行くと有酸素運動ではなく、それどころがオーバーワークになりかねないので注意が必要です。
参考までに私が一番頑張った時だとフィットボクシングで心拍数120~130、リングフィットで160以上という感じです。
有酸素運動
フィットボクシング | ★★★★★ |
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リングフィット | ★★ |
フィットボクシングはデイリーを続けるだけで30分以上の有酸素運動が容易に達成出来ます。
汗が流れる程度で軽い息切れが起きる運動負荷を安定して続けることが出来るため、有酸素運動だけに着眼するとフィットボクシングに軍配が上がります。
リングフィットは自分で運動を選べることから、息切れまで到達しなかったり、逆に会話が出来ないほどの息切れが起きたりと運動負荷がバラバラになりやすいです。
どちらかというと有酸素運動も出来るが筋トレメインという印象です。
ダイエット目的であれば筋力を上げて基礎代謝を上げるということも大事な要素となりますので、有酸素運動特化でなければ痩せないというわけではありません。
運動の種類
フィットボクシング | 15~20種類のアクションと27種類のコンビネーション |
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リングフィット | 43種類のアクションと15種類のセットメニュー |
フィットボクシングはジャブやストレート、アッパーなどの基本的なパンチ動作からダッキングやスウェーバックなど体幹や下肢の運動の組み合わせでコンビネーションが決められており、そのコンビネーションをプレイするのが通常となります。
リングフィットは腕、足、体幹、ヨガの4項目に運動が分かれており、運動の種類もその分豊富となっているため、数の多さだけで言えばこちらに軍配が上がります。
セットメニューはそこまで多くないですが、オリジナルメニューも作ることが出来るため、組み合わせは実質無限です。
運動習慣の維持
フィットボクシング | ★★★ |
---|---|
リングフィット | ★★★★★ |
ダイエットを目指すのであれば運動習慣を維持できるかどうかが最大のポイントになります。
フィットボクシングはある程度進めると運動メニューは全て解禁されるので、そこからは累計パンチ数やプレイ日数で解禁されるインストラクターの衣装しかやりこみ要素がありません。
そのため、ある程度モチベーションがないと続かないのがネックです。
リングフィットはアドベンチャーモードが楽しく、毎日続けても最低3か月はプレイしないとクリア出来ないため、モチベーションを維持しやすいです。
ゲームを進めるために運動をしなくてはいけないので、運動習慣をつけるという意味ではこちらの方が維持しやすいでしょう。
ゲームとしての楽しさ
フィットボクシング | ★★★ |
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リングフィット | ★★★★★ |
前述のようにフィットボクシングは解禁要素があまりなく、リズムに合わせて身体を動かすというゲーム性しかないため、どうしてもストイックになる必要があります。
リズムに合わせるというのもある程度動作を理解すればスコアも一定となりやすいため、スコアをモチベーションにするのもやや難しいです。
リングフィットは前述したアドベンチャーだけでもストーリー性があり十分楽しいのですが、それに加えて多くのミニゲーム、音楽ゲームなど遊び方が豊富であり、ゲームとして考えるとこちらの方が楽しめるでしょう。
プレイ時の振動・騒音
フィットボクシング | ★★ |
---|---|
リングフィット | ★★★★★ |
フィットボクシングは前後左右のステップ以外はほとんどその場での運動となります。
そのため、騒音はそこまで気にせずプレイ出来るでしょう。
一方でリングフィットは移動をサイレントモードにしても、バトルで足系の運動を選ぶと非常にドタバタと音がしやすいです。
例えば、その場で足踏みするモモアゲアゲ、腕立て伏せの状態から足を前に出すマウンテンクライマーなどは非常に騒音となりやすいです。
そのためマンションなど賃貸住宅で暮らす人だと、リングフィットをプレイする際にはヨガマットや防音マットが必須です。
冒頭に書いたように全国でヨガマットの売り切れが続いていますが、ネットだと比較的簡単に購入出来ます。
私もネットで購入しましたが、値段も安く、特に問題なく使えています。
必要な環境
フィットボクシング | 前後左右一歩ずつ動けるスペース、テレビ出力推奨 |
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リングフィット | バンザイ出来る天井の高さ、横になったり足を広げて立てるスペース
椅子が必要、テレビ出力推奨 |
どちらもテレビ出力しないと非常にやりにくいです。
そのためNintendo Switch Lightは非対応と考えた方がいいでしょう。
一応ジョイコンを別で用意すれば出来ないことはないですがおすすめしません。
もしこれらのゲームをプレイしたいかもと思っている方は、必ずLight以外を購入するようにしましょう。
フィットボクシングはステップコンビ以外ではその場からあまり動きません。
ステップコンビが含まれていても前後左右一歩動けるスペースがあれば十分です。
リングフィットは数多くの運動があるため、姿勢も様々となります。
- 高さはバンザイしてリングコンを持っても天井まで余裕があるかどうか
- うつ伏せに寝ることが出来るスペースがあるかどうか
- イスに座って行う運動もあるため、使えるイスがあるかどうか
- 手足を最大まで左右に開くことが出来るスペースがあるかどうか
- 床に座って足を左右に最大まで開くスペースがあるかどうか
上記の5点をクリアしていれば問題なく遊べると思います。
また前述にもありますが、賃貸住宅であれば騒音対策としてヨガマットや防音マットが必須です。
ミニゲーム
フィットボクシング | 2P対戦のバトル |
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リングフィット | 12種類のミニゲームと音楽ゲーム全17曲、オンラインランキングあり |
フィットボクシングは対戦機能があり、ブロックやパンチでボクシングを楽しむことが出来ます。
それ以外はデイリーとフリーしかないため、ミニゲームはほとんどおまけのようなものです。
リングフィットはミニゲームも様々なものがあり、操作性も全て異なるためゲーム性は高いです。
また音楽ゲームではリングフィット内の曲だけではなく任天堂を代表する他のゲームの有名な曲なども取りそろえているため、こちらも長時間遊べるものとなっています。
更にミニゲームと音楽ゲームはスコアを全世界ランキングで競うことが出来るため、やりこみ要素も揃っています。
ミニゲームに関してはリングフィットの方が圧倒的に楽しめると言えるでしょう。
その他付加価値
フィットボクシング | 声優が豪華、インストラクターを気分で選べる |
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リングフィット | ストーリーが楽しい、とにかく褒めてくれる、Tipsが多い |
フィットボクシングでは6人のインストラクターが存在しており、気分や自分の好みで好きな相手を選ぶことが出来ます。
キャラデザは間違いなくフィットボクシングの方が上です。
またそれぞれの声優があまり詳しくない私でも知っているほど有名な方々です。
- 早見沙織(リン)
- 中村悠一(エヴァン)
- 上坂すみれ(マルティーナ)
- 小清水亜美(ソフィ)
- 田中敦子(ラウラ)
- 大塚明夫(ベルナルド)
私は元気いっぱいのマルティーナでプレイをしています。
声優に詳しい方であれば、声を聞いているだけでモチベーションに繋がるかもしれません。
ではリングフィットの方はどうかというと、実はこちらも有名な声優を起用しています。
声がついているのは基本的にリングのみですが、新祐樹と伊藤静のどちらかを選べるようになっています。
またこちらの方が筋トレ中に励ましや応援などより多く褒めてくれるため、褒めて伸びるタイプの方は続けやすいかもしれません。
声優の選択肢は少ないですが、これだけ有名な人だとモチベも上がります…!
他にはダイエットや筋トレに関するTipsや豆知識も毎日更新されるため、いろんな情報を学べることもリングフィットの強みでしょう。
どの運動を選んでもどこの筋肉に効果的か図で教えてくれるのも親切です。
そしてリングフィットが最も優れているのは運動負荷の調整だと思います。
以前にダイエットについて運動負荷を考えることが大事だということを記事にしました。
リングフィットでは運動後に心拍数計測する機能があり、身長や体重、年齢から現在の心拍数がどの程度の運動負荷であって、それがダイエットにいいのか筋トレにいいのか、はたまた軽すぎるのかオーバーワークなのかまで教えてくれます。
あくまで医療用ではないので参考値ですが、これを指標にして運動負荷を0~30段階で設定することが出来ます。
この設定も運動前に前回が辛くなかったかなど聞いてくれる徹底っぷり。
プレイしすぎてオーバーワークにならないよう休息を促してきたりなど、運動負荷については本当によく考えられたゲームだと驚きました。
個人的な感想ですが、リングフィットがエクササイズゲームとして最も優れている点はこの運動負荷設定についてだと思っています。
結論
ここまでフィットボクシングとリングフィットアドベンチャーについて比較をしていきました。
簡単にまとめると…
フィットボクシングは有酸素運動中心でダイエットに最適だが内容がストイックであり、運動の継続にはややモチベーションが必要
リングフィットアドベンチャーは有酸素運動~筋トレと幅広く、ゲーム性も高いので運動の継続に効果的だが、筋トレ優位のためダイエットよりも基礎代謝向上に最適
以上のように思います。
ダイエットで即時的な効果を得たいのであればフィットボクシングですが、筋肉量を増やして基礎代謝を上げておくことでカロリー消費を促せるようになるのはリングフィットの方だと思われます。
そのため個人的な結論としては、
両方買って両方やってほしい!
ということです。
私はフィットボクシングから始めたのですが、フィットボクシングだけではカバーできない筋肉を鍛えるのにリングフィットは最適でした。
フィットボクシングでは途中から筋肉痛と無縁になったのですが、リングフィットでは毎日違う場所が筋肉痛になる日々…
私はフィットボクシング2か月ちょっとで体重が8kg減となり、お腹周りが少しスッキリとし始めました。
リングフィットも合わせると歩行や座位の姿勢も徐々に良くなってきており、体重も合わせて10kg前後痩せました。
おそらく体脂肪率も変化してきていると思うのですが、我が家には測定器がないため計測できず…
どちらでも良いですが、運動は続かないと意味がありません。
自分の性格と相談して、まずはどちらかから手を出してとにかく始めることが大事です。
リングフィットは非常に入手が難しいので、すぐに始めるのであればフィットボクシングから始めるといいかもしれません。
リングフィットアドベンチャーはGEOなどでよく抽選販売が行われており、公式サイトを見てみるといいでしょう。
また定期的にAmazonなどでも入荷することがあるため、こちらからこまめにチェックするのもいいかもしれません。
ただし定価は8778円(税込)であるため、それ以上だと転売値段となっています。
定期的に入荷されるため、落ち着いて値段を確かめて購入してください。
フィットボクシングはこちらから
どちらを購入するか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。