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カンファレンスってどうやればいいの?

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新人PTにとってカンファレンスというのは一つの乗り越えなくてはいけない壁だと思います。

でもカンファレンスって実はそんな難しいことを求められるわけではありません。

学会での症例発表と比べると話さなければいけないポイントというのは広くないので、相手が何を求めているのかを理解していれば自ずと話すことは決まっていきます。

それではカンファレンスをする理由などから紹介していきます。

目次

1.なぜカンファレンスをするのか

カンファレンスは忙しい臨床の時間を割いてまで多くの人数が行う会議です。

つまりよっぽど集まる理由がないとデメリットの方が大きくなってしまうため、開かれるということは何かしらの目的があります。

定期カンファレンスであればPTに求められるのはリハビリの進捗状況と今後の展望です。

例えば人工股関節術後の患者様のカンファレンスを行ったとします。

ここで求められているのは筋力やROMの改善状況といった身体能力も大事ですが、特に重要なのはこのまま自宅へ帰っても大丈夫なのかということです。

なぜならば自宅退院困難となれば転院の準備をしなくてはいけないからです。

急性期でも回復期でもリハビリを受けられる期間は決まっており、改善するまで入院出来る病院は令和になった現在ではほとんどないでしょう。

転院調整も時間がかかるため、DrやNrsはリハビリにそのような情報を求めているのです。

慣れてくるとカンファレンスを進める中で疑問や聞きたいことが発生してきます。

カンファレンス参加の心がけとしては、自分がどのような目的で今のリハビリを行っており、今後はどのような経過になるかまでを他者へ説明できるのが最低限必要です。

そこまで準備出来ていればスムーズなカンファレンスが出来るでしょう。

根拠となる評価内容を簡潔に説明し、今後の見解を述べると理解されやすいです

評価内容をまとめずにくどくど言い続けるのはあまり聞かれなくなります

2.カンファレンスをどのように使うか

カンファレンスは相手に情報を与えるだけでなく、相手への依頼や自分自身も様々な情報を手に入れることで有益となります。

上記のカンファレンスの例であれば、自宅へ帰るためにはどのような動作の習得が必要なのか、その動作はどのように習得できるかなどを説明します。

例えば歩行器で歩いていたがT-cane歩行が安定してきたので病棟でも安静度拡大をお願いしますといったり、歩くことが出来るが自身で歩こうとしないので声掛けをしてくださいなど病棟への協力依頼も行うことが出来ます。

そうすることで活動時間が増え、リハビリ時間以外での運動時間拡大に繋がることが出来ます。

また我々PTは病棟での生活状況は一部しか把握できていません。

そのため日常生活において何か問題ないか、また術後の状態は安定しているかなど他部門にしかわからない情報を聞けるようあらかじめ準備しておくと良いでしょう。

カンファレンスは稀有なチャンス!必ず有効に使いましょう!

3.カンファレンスによる効果

前述したようにカンファレンスは時間を割いて複数人が参加することから、残業の増加にもつながります。

そのためカンファレンス自体では診療報酬は手に入らない一方で、残業代の発生に繋がるため一見すると病院の経営には不利益が生じるように思えます。

そのため我々が行うカンファレンスがどのような利益を生み出すか知ることも重要です。

まず具体的な退院時期、また退院に向けてDrやNrsとの連携が取れていれば入院期間の短縮という効果をもたらします。

入院期間短縮はベッド回転率も上がり、リハビリでは早期加算も得られます。

また不必要なケアの見直し、事故による入院期間の延長や病院の補償の減少などのメリットもあるため、長期的に見れば病院の経営にも利益が生じると考えます。

もちろん病院の経営だけではなく、患者様には直接のメリットが生じるのは言うまでもありません。

そのためなぜカンファレンスをするのか?、そのことが我々医療従事者が常に考えていることでより良い効果的なカンファレンスを行うことが出来るでしょう。

お互いがカンファレンスで知りたい情報を考えておくことで

より効果的なものとなります!

 

今回は定期的に行われる整形外科病棟でのカンファレンスを一例にあげましたが、他にも自宅で訪問介護を受ける方のために、訪問看護師やケアワーカー、ヘルパーなどが同席するカンファレンスなどもあります。

もちろんカンファレンス内のみだけではなく、日常的にこういった情報共有が出来る職場になるよう心掛けることがお互い働きやすい環境を作っていくことになると思います。

そのため他部門の職員とも交流しやすいように態度や言葉遣いは常日頃から注意して生活したいものです。