2020年1月現在では北海道の道の駅は125駅あります。
私が制覇した2016年当時は117駅だったので、1年あたり2~3駅ペースで北海道に新しい道の駅が増え続けていることになっています。
道民だとおそらくほとんどの人がどこかの道の駅は利用したことあるかと思います。
そして毎年行われているスタンプラリー集めをやった事ある人も多くいるでしょう。
しかし道の駅がどれくらいあって、全制覇するとどうなるかを知っている人は多くないと思います。
そこで今回は私が実際に全制覇した時の道のりや、道の駅のまわり方を紹介します。
道の駅のまわり方は道民向けになっているため、道外から制覇を目指す人は参考程度に見てください。
1.道の駅の成立条件
まずそもそも道の駅ってどういう目的で建てられているのでしょうか。
国土交通省によると道の駅の目的は
- 道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供
- 地域の振興に寄与
と明言されています。
また機能面では、休憩機能、情報発信機能、地域連携機能の三本柱となっています。
この三本柱に加え、災害時には防災機能を発現するという機能も追加され、普段何気なく利用している道の駅には様々な目的があることがわかります。
基本的には市町村で設置をし、市町村長から国土交通省へ申請することで道の駅登録という流れとなっています。
また道の駅の登録要件として
- 24時間利用可能なトイレ、駐車場の完備
- 情報提供施設の設置
- 地域振興施設の設置
が必須となっています。
情報提供施設というのは道路情報、地域の観光情報、緊急医療情報などです。
地域振興施設というのは文化教養施設、観光レクリエーション施設などとなっています。
歴史は1991年からとそこまで古くはありません。
北海道では1993年に三笠をはじめとする14地域の施設が道の駅として登録されたことを皮切りに、現在まで全道にわたって増え続けています。
なお2020年1月現在では全国で約1160箇所存在しています。
私は全国で310駅達成していますが、これでも全体の26%程度しかないため、全国の道の駅制覇のハードルは非常に高いものとなっています。
2.道の駅制覇のルール
道の駅を制覇したことを証明するのにまず最初にやるべきことはスタンプラリー帳を購入することが必要です。
北海道では200円で購入することが出来ます、全国的に見るとかなり安いのでお得です。
売っているのは道の駅のみなので、最初に行く道の駅は通常営業している時間帯に行くと良いでしょう。
このスタンプラリー帳にスタンプを押印していくのですが、別紙に押印したものを貼り付けたりするのは無効となります。
また押印出来る時間帯は開館時間のみとなっているところがほとんどです。
24時間押印可能な道の駅もいくつかありますが、遠いところまで行ってスタンプを押せなかったら精神的にもショックは大きいので事前に調べてから行くようにしましょう。
また休館日や臨時休業の可能性もあります。
2020年1月時点でスタンプ押印もできない長期休業しているのはフォーレスト276大滝のみとなっています。
万が一開館時間に間に合わなかった時は救済措置があります。
5駅までという条件ですが写真を撮っても認定してもらえることが出来ます。
- どこの道の駅かわかるように案内板やプレートが入っている
- 本人が入っている
- スタンプラリー帳が写っている
以上3点を満たすことでスタンプに代わりにすることが出来ますので、遠方で間に合わなかった時は参考にしてみてください。
なお新規に出来た道の駅ではスタンプを押すことは可能ですが、その年のスタンプラリー帳に押してもカウントされません。
2019年だと122駅で完全制覇となり、遠軽と浜頓別の道の駅で押印することは出来ますが、それらを含めて122駅達成しても制覇したことになりません。
なので125駅ー(大滝+遠軽+浜頓別)=122駅となっています。
2020年のスタンプラリーは124駅で完全制覇となる予定です。
完全制覇したらスタンプラリー帳をスタンプラリー対象の道の駅に持っていくとその場でステッカーと認定証がもらえます(ただし足寄湖は無人のため不可)
認定証に記名したい場合は事務局に申込用紙を送ることで記名された認定証を手に入れることが出来ます。
なお認定期間は2年間となっており、2019年版だと2021年3月21日までとなっています。
1年以内に集めることが出来れば制覇した駅の数に応じて懸賞に応募することが出来ます。
2018年度は参加者約4万人中2484人が完走しているため、完走賞は約5%以上の確率で当選するため、とりあえず応募した方がお得です。
ちなみに80駅以上で応募出来る周遊賞は800人程度の応募しかなかったため、完走賞より3倍近く高い確率で当選することになりますが、完走したのに周遊賞へ応募するかは考えどころですね…
後編へ続きます。