2020年にもなり、昔と比べて世の中には様々な趣味や余暇の過ごし方が増えています。
そして生活に必要な一般的な家事も時代の流れに沿ってどんどん楽になっています。
洗濯は全自動かつ脱水機能まで追加され、干す必要がなくなっています。
掃除はロボット掃除機によってこちらも全自動で掃除が終わるようになっています。
食事も今の時代は簡単に作れる総菜キットや冷凍食品など昔に比べると負担を軽減することが可能です。
しかし食器洗いだけはいまだに自分たちで洗っている人が多いように思われます。
個人の感想ですが、ご飯を食べた後って動きたくなくなります。
そうして動かないでいる間に食べ終わった食器は放置されて汚れはこびりつき、後に洗おうと思ってもより苦労することになってしまいます。
しかもこの作業、結構時間がかかるものです…
お湯で洗わないと汚れをしっかり落とすことが出来ないため、丁寧に洗うと水道代も給湯代もかさんでいきます。
食器洗いだけなぜか手作業で数十年前と全く同じことをやっていると思います。
そこで食洗器というものを利用すれば、他の家事や余暇の時間を増やすことが出来るのではないのかと考えました!
実際にNP-TCR4(パナソニック)というコンパクト食洗器を買ってみましたので使用して変わったことや感想をお伝えしたいと思います。
目次
1.NP-TCR4のスペック
設置タイプ | 据え置き | ドア開閉 | 前開き |
食器容量 | 3人分 | 庫内容積 | 24L |
食器点数 | 18点 | 標準総使用水量 | 9L |
最大消費電力 | 665W | 騒音 | 41db |
幅x高さx奥行き | 470x460x300 mm | 質量 | 12kg |
スペックを見ると3人分と書いてありますが、1人暮らしでもオーバースペックにならないと思います。
2人暮らしでもよほど大きなお皿を使わなければ入れることは可能です。
ただしフライパンや炊飯器のお釜などの調理器具は入れるのが難しいため、それらだけは自身で洗う必要があります。
もっと大きいスペックだと入れるのが可能なサイズもあるかもしれませんが、これ以上だと4人以上の家族でないと持て余してしまうかもしれません。
食器点数18点と書いてありますが、これは食洗器に食器のサイズを合わせれば入る限界の数字なので、自分が今使っているものをそのまま入れようとすると少なめに見積もった方が良いです(写真は元々使っていた食器を入れています)
大きさですが、私はキッチンのカウンターに置いて使用しています。
食洗器自体の振動はあまりないため、動いて落ちる心配はなさそうです。
騒音に関して私は特に気になっておりません。
キッチンから生活の中心の場がどれだけ離れているかで感じ方も変わると思いますが、私は寝る前に起動して、隣室で寝ているものの気にならない程度の音です。
起動中の同じ部屋でテレビを見ていても特に問題ないです。
そして最後にコースですが、標準、スピーディー、低温ソフト、乾燥の4種類があります。
私は普段、標準コースで使用していますが、およそ90~100分程度で終わります。
手洗いに比べると時間がかかるように思われますが、起動さえすれば自由に時間を使うことが出来るのでこれも特に気になっておりません。
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2.食洗器によるメリット
ここまで食洗器のスペックを紹介しましたが、実際に使ってよかったことを紹介したいと思います
ものすごくキレイに洗える
正直AIがやるわけでもない機械的な洗い方でちゃんと洗えるのかなと心配していました。
しかしそんな心配は杞憂であり、割と食器洗いに神経質になる私の洗い方より遥かにキレイになっていました…!!
すぐ乾燥もするため水滴跡も残らず、除菌もされているため食洗器が洗い終わればすぐに使うことが出来ます。
下から水をまいているのに器の内側まで完璧に洗えているので不思議に思うほど!
やはり食器を洗うために作られた機械であるということをとても思い知らされました…!
食器洗いの時間が減る
食洗器の稼働時間は90~100分程度とお伝えしましたが、一度稼働してしまえば残りの時間は自由に過ごすことが出来るため、自身で全て洗うよりずっと時間短縮ができます!
ちなみに食洗器へ食器を入れるのは予洗いの時間含めてもほとんど時間はかかりません。
経済的にもお得
資源エネルギー庁の「家庭の省エネ徹底ガイド」によると、手洗いするとガス+水道で約24,780円、食器洗い乾燥機を使うと電気+水道で約16,640円かかるという数値が出ています。
実際に我が家でのガス代の請求書見てみると去年の同時期と比較して月1000円弱程度安くなっていました。
もちろん去年と全く同じ生活ではないので誤差はあると思いますが、これだけの金額差だと確実に節約の効果はありそうです。
一方で電気代はほとんど変化ありませんでした。
これだけの差があれば洗い方や生活パターンによって誤差は出ても、ほとんどの家庭で節約の効果はあるかと思われます。
3.食洗器の使用に適応できるか
ここまで食洗器を実際に使って良かった事を紹介してきましたが、思っていたよりも楽じゃないと思われてしまう可能性として一例を紹介します。
・新しいことをやりたくない
食洗器を使用するにあたって、適当に入れれば洗えるわけではなく、入れ方やどこまでの汚れを落とすことが出来るかを繰り返し使用することで覚えていく必要があります。
どうしても慣れることが必要なので、最初のこのステップがめんどくさいと感じられたら食洗器の効果を最大限発揮することは難しいです。
・予洗いがめんどくさい
油汚れには抜群に効果のある食洗器ですが、乾燥した米粒やこびりついたタンパク質系の汚れといったゴシゴシしないと取れない汚れはどうしても予洗いが必要になります。
やはり目立つ汚れは落としてから食洗器に入れると良いでしょう。
ただし泡をしっかり落とさないと故障の原因になるため注意してください。
・食洗器に食器を合わせる必要
食洗器のサイズに食器の大きさを合わせないと多くの量を入れることが出来ません。
そのために入らない食器を買い替える必要があります。
実際に買って合わなかったという人の意見を聞いてみるとこの辺りが代表的な意見になるかと思います。
食器のサイズは我が家では一つも変えずにそのまま使うことが出来ているので、1~3人暮らし程度であればおよそ使用することが出来るかと思います。
4.NP-TCR4を選んだ理由
数ある食洗器の中からNP-TCR4を選んだのにはいくつか理由があります。
・価格が下位モデルとそこまで変わらない
NP-TCR4には下位モデルも売られていますが、値段の差は1万円以下であり、それ以上に恩恵が受けられる機能が追加されます。
・多機能&高性能
下位モデルと比較して追加されるのが、「乾燥機能」、「スピーディーコース」、「低温ソフトコース」、「エコナビ」、「バイオパワー除菌」となります。
乾燥機能がなければ自然乾燥のみとなるため、時間がかかるか自身での拭き上げというひと手間が加わってしまいます。
手間を減らすために食洗器を導入しているため、この手間は大きなデメリットとなってしまいます。
スピーディーコースや低温ソフトコースは使用環境によって使い分けられたり、使用できる食器の種類の幅が広がるため便利な機能です。
エコナビは水温や室温を検知して節電する機能であるため、搭載されているだけでも節約に繋がります。
バイオパワー除菌はプチ食洗器ではNP-TCR4しか搭載されておらず、この価格帯では珍しいです。
・プチ食洗器の種類がそもそも少ない
3人以下の大きさの食洗器の選択肢はそもそも多くありません。
4人以上の大きさでは水量や消費電力増加と節約の面でデメリットとなるため、過度に大きいサイズを買わないよう注意が必要です。
・発売から3年経ってもトップクラスの人気
比較サイトなどでは今でも人気上位となっており、コスパの良さから売れているのだと思われます。
以上から私はNP-TCR4を選びました。
今のところ使っていて、食器の入れ方も慣れてしまえば非常に役立っており、もうこれがない生活には戻れません…!
5.分岐水栓の取り付けについて
食洗器本体を購入しても必ず自宅の水道に取り付けられるとは限りません。
そこで分岐水栓が必要になります。
どの分岐水栓が必要になるかは自宅の水道の型番から検索することが出来ますのでそれを参考に用意します。
https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/bunki/
私はこのサイトで調べてからCB-SSC6を購入しました。
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これでおよそ1万円弱ですが、物によって値段は変わると思います。
必ず本体購入前に調べて方が良いと思います。
食洗器本体だけでなく、分岐水栓の値段も調べておくと予算も想定より高くなるということになりません。
取り付けは全くの初心者の私でも行うことが出来ました。
ただし説明書の通りに行わないと水道からものすごい勢いの水柱が立ったり大変なことになるので注意が必要です(実際にやらかしてしまいました…)
取り付けにはレンチが2本必要になります。
モンキーレンチであれば幅の調整も出来るため、間違いないでしょう。
取り付け前に準備しておかないと締めることが出来ないので、作業を一からやり直す必要があるためご注意を…(実際に用意せず取り付けたので大変な思いをしました…)
おそらく初心者がやって困るところは
①分岐水栓を水道に取り付ける時、蛇口から水が漏れる
②分岐水栓から水が漏れる
の2点になるかと思います。
①は出なくなるまで取り付けては外してを繰り返し、いい塩梅でハマるよう調整するしかないと思います。
②に関してはかなりきつく締めないと漏れ続けることになります。
2本のレンチを使用してもかなり強い力が必要でした。
分岐水栓のタイプによっても変わるのかもしれませんが、私はこの2点でつまづいてしまい、時間がかかってしまいましたが取り付け工事なしで設置できました。
自信がなければ専門業者にお願いするのが良いでしょう。
食洗器購入時に分岐水栓も同時に購入すれば別料金で取り付けしてもらえると思います。
水が噴き出したり、水が止まらないという可能性もあるため、自身での取り付けは自己責任でお願いします。
6.まとめ
ここまでNP-TCR4を実際に買って気づいたことや良かったことなど紹介してきました。
食洗器買って、私は食器を洗う時間を半分以下にすることが出来ましたし、空いた時間で他の家事を出来るようになりました。
また時間短縮だけでなく、やはりピカピカになった食器を使って生活をするのはとても気持ちが良いものです。
自分でも気を付けて洗っていますが、食洗器と比較するとやはり食洗器の方が美しい仕上がりですね。
初期費用はかかるものの、長い目で見れば節約で取り戻すことが出来ますし、自分から食洗器に歩み寄れば自身の生活に利益をもたらすでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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