こんなご時世なので日本一周した時のことを思い出して記事にしてみたいと思います。
今後また日本一周していることをSNSで伝えても後ろめたくならないような世界に戻ることを祈って、その時に需要ありそうな情報をまとめてみます!!
目次
なぜ日本一周するのか目的を決める
日本一周するにあたって一番大事なことは目的の設定です。
ただなんとなくで始めると、ゴールがないので積極的な行動が生まれず、途中で孤独などから飽きてリタイアする可能性が高いです。
毎日お金も減るので計画的な行動が出来ず、不安になってせっかくの旅行が楽しめなくなるかもしれません。
なぜ日本一周したいと思ったのか、自分に問いかけてみてください。
普通思いつかないことをしたいなと思ったのであれば何かしらの理由があるはず。
そしてその思ったことに沿った目的をはっきりと決めておきましょう!
参考までに私の場合の目的は
・音ゲーの行脚をして全国制覇の記録を残すこと
・北海道のことしか知らないというコンプレックス解消のために各都道府県の観光名所を人に紹介できるようになること
・日本と本州の四端到達を達成すること
という3点でした。
このように目的を決めることで、
・必ず各都道府県のゲーセンに立ち寄る
・各地方の名産や郷土料理、観光地を勉強した上で興味のあるところへ行く
・本州と日本の四端は必ず行く
と自然に向かうべきルートや場所が決まっていきます。
そして旅をしていくと、県庁所在地は出来るだけ寄りたいや各々の一番大きな繁華街は寄りたいなど新しい欲求も出てくるので、その都度行きたいところを増やしていけばいいと思います。
時間に縛られないというのが日本一周旅行の醍醐味でもあります。
ルート設定
目的が決まればどのようなルートで行くのか検討します。
一般的に人気なのは海岸線沿いに時計回りするルートとなっています。
理由は行きも帰りも海を見ながら走ることが出来るからです。
内地や山の方へ行くと道が険しかったりで移動距離が大きく増えるので、必ず行きたいところを先に決めておいてどのように行くか後から決めていくといいでしょう。
仕事など社会的な準備
社会人であれば長期間休業出来る職場や自営業ならまだしも、だいたいの人は退職しないと困難だと思います…
この時に次の職場を決めてしまうと、その日までに帰らなくてはいけないということで旅の自由度が大きく減ってしまいます。
なのである程度お金を貯めてから日本一周旅行へ行く方が心置きなく楽しめるでしょう。
有休が残っていれば全部使うことで給料が入る期間を延長させることが出来るので、うまく使えるように職場で立ちまわっておいた方がいいです!
退職金も入ればなお良いでしょう!
ただし退職後は国民年金や健康保険、住民税など給料の控除であまり気にしていなかった部分が大きな負担となります!
毎月どれくらいかかるのかはあらかじめ計算しておいた方がいいです!
国民年金は無職だと免除制度もあるので詳しいことは役所で確認するといいです。
退職後に必ずすることの一つにハローワークに行くということがありますが、ここで登録してしまうと定期的に帰らないといけなくなるため、長期間の旅行では後回しにした方がいいです。
職場の退職後の手続き(保険証返還など)は郵送で出来るかなど事前に確認しておくことで一度帰らなくてはいけないというイベントをなくすことが出来ます。
とにかく一度帰る必要があることが起こらないよう退職後の手続き、役所関係は入念にチェックしておきましょう!
移動手段
日本一周と言っても手段は数多くあります。
最も難易度が低いのが車であり、時間もお金もかかる難易度の高い手段が徒歩です。
これは自分の旅の目的や経済状況などで決定しましょう。
車のメリットはとにかく移動が楽なので様々なところに行けること、荷物をたくさん積める上に野宿で困らないこと、デメリットは多くの観光地をまわると駐車場代がかなり負担になること、初期費用がかかることです。
北海道だと観光地でも駐車場代かかるところってあまり多くないのですが、本州はどんな小さい場所や遠い場所でもかなりの確率で駐車場が有料でした。
運転が嫌いでなければ車が最も楽なので、とりあえず日本一周したい人は一番おすすめな手段かもしれません。
出発する季節
これに関しては一般的に春が最も適していると言われています。
なぜなら旅行に最も適していない冬を避けることが出来るためです。
冬じゃないと楽しめない場所もありますが、比較すると夏の方が楽しめる観光地が多い上、雪が積もっているとタイヤ交換の必要があったり、野宿や車中泊が困難になると制約が非常に多くなります。
目的次第ですが、特にこだわりがなければ冬は避けた方がいいでしょう。
また夏から始めるとこれも冬と同様に車中泊が困難となります。
標高が高い場所に行くなど解決策もありますが、理由がなければ春から始めるのが冬までの期間も一番長いので期間を気にせず旅行出来ると思います。
1年以上の旅行期間を予定している場合は冬期間に家賃のかからないリゾートバイトをしてお金を貯めている人が多いようです。
宿泊方法
毎日宿を見つけようとするとお金がかかるだけではなく、その都度予約をとったり空室がある場所を探す行為にかなり時間がかかってしまいます。
そのため多くの人は野宿や車中泊を利用しています。
私は出発が7月だったので車中泊グッズは揃えていましたが、あまりの猛暑のために実際には全行程の1/3程度しか車中泊を行っていません。
残りのほとんどがネカフェ、たまにゲストハウスでの宿泊でした。
そうなると一回一回は安くても重なると非常に大きな負担となるため、宿については経済状況に合わせて決めるといいでしょう。
車中泊もそうですが野宿は治安の問題もあるので十分に気をつけましょう。
どれくらいの期間で行くのか
これに関してはよっぽど経済状況がカツカツであったり、旅行後の予定が決まっているなどの予定がない限りは特に設定しなくてもいいでしょう。
というのも日本一周旅行は常に発見がある旅なので、一度始めるといろんなところへ行きたくなると思います。
そこにタイムリミットをつけると消化不良になってしまう可能性があるのであまりオススメしません。
あくまで目安程度にふんわりとした期間を想定しておくくらいにしておくのがいいではと思います。
どれくらいの費用がかかるのか
これは目的やルート、期間や移動手段によって大きく異なるためはっきりとしたことは言えません。
ここでは私のかかった費用を一例として紹介します。
私は既に車を持っていたので、移動手段についてはガソリン代や高速代、オイル交換などメンテナンス費用くらいでした。
ほとんど高速を使っていませんがガソリン代だけでも全部で13~15万円程度でした。
ただしこの時はリッター140~150円だったので、今だともう少し安く済むでしょう。
出発前に必要な物を揃えるのには数万円程度でした。
あとは宿泊をどのようにするかで非常に大きく変わります。
前述の通り宿泊手段によって費用が変わりますが、旅の目的が各地の温泉旅館を知ることなどであれば宿にガッツリお金使っていくよう調整したらいいでしょう。
食費に関しては名産などを知るという目的もあったので私はここに一番お金を使いました。
こだわりなければ一番抑えられるところでもあるので車移動の場合は簡易調理セットがあると重宝するかもしれません。
旅行の期間が長くなれば長くなるほど当然ですがかかる費用が高くなります。
私はおよそ2か月で旅を終え、かかった費用は準備含めて75万円程度でした。
繁華街でお酒を飲んだり、美味しいものはしっかりとお金使ってもこれくらいで済んだので家賃や生活費も実質コミコミだと考えると意外と安いように思えます。
ただし車の故障やその他トラブルなどで想定外の出費の可能性もあるので、多少余裕をもっておいた方がいいでしょう。
出発前の必要な物の準備
これも移動手段や旅行の目的によって大きく変わります。
なので私が実際に使ったものなどを以前まとめた記事から紹介していきます!
・サンシェード
これがないと車内が丸見えな上に日差しも入るため車中泊には絶対に必要です。
夏の場合は後述のウインドーネットを使用するため、フロントガラス以外はあまり必要でなくなるかもしれません
しかし寒い季節であれば窓を閉めきるため他の窓にも必要です。
・ウインドーネット
夏の車中泊は暑さへの対処が必須となります。
エアコン使用し続けるためにはアイドリングし続けることになり、騒音や環境保護の観点からもマナー違反となります。
そもそもアイドリングしたまま寝るとガソリン代が大きくかさむので本末転倒です。
そこで窓を開けたまま寝れるかどうかが大事になります。
しかし防犯上や虫の侵入を防ぐためにウインドーネットが必要になります。
しかも外から見えにくくなるため、ある程度サンシェードの代わりにもなります。
私はテープを張り付けるタイプを使用していましたが、しっかり固定できるのでどんな車種でも安心でした。
ただし窓を全開にして使用すると防犯上のリスクが高くなりますので、使用する時は注意してください。
・充電式扇風機
暑い時期の車中泊は車内で使える扇風機があるだけで快適さが大きく変わります。
私は下記の扇風機と同タイプのを使用していましたが、USB接続することで車内でも運転しながら充電できますし、風量もコンパクトな見た目から考えられないほど勢いがあるため、かなり涼しくなることが出来ます。
連続稼働時間も長いため、睡眠中は稼動し続けることが可能です。
夏場の車中泊には必須アイテムです!
・踏み台
これは後部座席と助手席の間に出来た隙間を埋めるために使いました。
実際に使用する時は幅と高さを計測してから購入すると良いでしょう。
私はこの上にクッションを重ねて、枕を置く部分を作りました。
・エアーマット
エアーマット最大の利点は小さく収納が出来ることです。
特にSUVといった荷物の収容能力が小さい車であれば大きなメリットとなります。
今では栓を外すと自動で膨らむタイプも売られており、たたむ時も空気を絞りながら簡単に小さく出来るためおすすめです。
普通の敷布団などであれば重さもある上に荷物として大きくかさばるため、愛車の大きさに合わせて選ぶと良いでしょう。
なお自動で膨らむバルブ式がとても使いやすかったです。
・防虫グッズ
車は完全な密室ではないので山などで車中泊する時は虫が侵入する可能性があります。
そのため何かしらの防虫対策は必要となります。
私はハッカ油+無水エタノール+精製水を配合したハッカ油スプレーを自分にかけたり、コットンに染み込ませて車内に置いていましたが、山の中でも虫の姿を見ることは一度もありませんでした。
ハッカ油は北海道北見市の名産品でもあります。
・iPhoneのLightningケーブル(充電ケーブル)
iPhoneユーザーであれば絶対に必要となるので、断線しにくいものを複数用意しておくことをおすすめします。
他者の場合は各々に対応した充電ケーブルを用意しましょう。
私はこれを何年も使っていますが、全く断線していません。
断線しにくいケーブルは値段も高くなりやすいのですが、このようなタイプの中では考えられないほど安い価格なので非常にコスパが良いです。
これがあれば断線してお店を探すということにはなる確率を下げることが出来ます。
・保温ポット
個人的にこれが長期間の旅であればあるほどすごく重要なアイテムでした。
夏は脱水や熱中症のリスクがあるのですが、車中泊していると近くに自販機がなければ飲み物を我慢して過ごすことになります。
もし自販機があったとしても毎回冷たい飲み物を買っていると費用もかなり膨大となります。
しかし保温ポットを持っていればそんな心配もなくなる上に、お金もかなり浮かせることが出来ます。
私が使っていたのは2Lサイズでしたが、氷を最大まで入れて水を冷やしておけば最大で3日程度は炎天下の車内でも氷が残り続けていました。
コンビニで氷と水を購入しておけばたった200~300円で1~2日は冷えた水を飲み続けることが出来るので、これは必ずあった方がいいと思います!
余談ですが、私の家では冷蔵庫まで水を取りに行くのがめんどくさく思い、常にテーブルの上に保温ポットを置いて生活しています。
車中泊で使い終わった後も自宅で使えると考えるとそこまで高いものではないと思います。
・その他
・ウェットティッシュ
・洗面道具
・モバイルバッテリー
・アイマスク、耳栓
・ゴミ袋
・タオル類
・爪切り
・歯ブラシ
・フォトアルバム(レシート入れとして使用)
・折りたたみ自転車
折りたたみ自転車は人を選ぶと思いますが、市街地でとても役に立ちます。
市街地の駐車場は都市であればあるほどものすごく高くなっていきます。
そこで折りたたみ自転車があれば市街地から数駅離れた駐車場で安く停めて、街の中へ自転車で行くことが出来るようになります。
繁華街へ行くのであれば非常に便利なのでかなりオススメのアイテムです!
しかし大きな荷物になるため、快適な車中泊が出来るかどうか判断した上で持ち込んだ方が良いでしょう。
まとめ
ここまで私が2018年に日本一周した時の経験に基づいて、日本一周するにあたって必要なことをまとめてみました。
今の情勢ではSNSに思い出をあげることも出来ず、感染対策を講じることも難しいのでなかなか日本一周することは難しいと思います…
旅行先で歓迎されないことほど悲しいことはないので、時期をずらせるのであれば今はあまりオススメできません。
なので今後日本一周していると言っても大丈夫な世の中になった時に、今回の記事を参考にしてもらえたらなと思います。
ちなみに一般的な旅行についての記事も以前書いたことあるのでこちらもどうぞ!