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目次
11.北前船 松前
国道228号線沿いにある街中心部にある道の駅です。
札幌から行くには道南で最も遠い位置にある道の駅ですが、松前町は北海道で最も早く桜が開花するところでもあるので、4月末頃は観光客が多く訪れます。
この道の駅ではうにやあわび、まぐろなどの海の幸やその加工品がおみやげとして売られています。
特に人気なのは全国的にも知名度の高い郷土料理の松前漬けです。
また駅内には広い食堂があり、様々な海鮮丼を食べることが出来るため、それを目的に訪れる観光客も多く見られます。
そのため週末の昼時には行列となるため注意が必要です。
調理用のあわびなどが入っている水槽見学室もあったのですが、現在は入場禁止となっているようです。
道の駅以外だと松前町では北海道で唯一現存しているお城である松前城が有名です。
道民にとってお城は普段目にすることがないため、松前城を見るためだけに訪れる人も多いでしょう。
松前城周辺は公園となっているため、天気の良い日は家族連れのピクニックの場所としても親しまれています。
道の駅のすぐ北側には城下通りがあり、かつての城下町を再現した街並となっています。
江差町のいにしえ街道のようにお店もたくさんあるので散策していると面白い発見があるかもしれません。
福島町の道の駅でも紹介しましたが、北海道最南端である白神岬が近いため、記念に寄ってみるのはいかがでしょうか。
12.縄文ロマン 南かやべ
国道278号線沿いにある旧南かやべ町にある道の駅です。
オープンしてから数年しか経っていない新しい道の駅であり、見た目がコンクリートで出来ている近代的な建物となっています。
この道の駅は比較的小さく収まっており、おみやげコーナーとソフトクリームなどの軽食が中心となっています。
この道の駅はその名の通り、縄文時代の発掘された遺跡などが観光の中心となっています。
道の駅の隣には建物内直通で縄文文化交流センターがあり、ここでは北海道唯一の国宝である「中空土偶」を中心に貴重な発掘品などを見学して楽しむことが出来ます。
そのため道の駅のおみやげなども土偶など縄文文化に関わるものが多く、北海道の道の駅の中でも唯一の方向性を持った場所となっています。
特に名物となっているのは土偶のクッキーが入った土偶パフェです!
近くには大船遺跡といった見学のできる遺跡もあり、遺跡や縄文文化に興味がある人にとっては楽しむことが出来る町だと思います。
13.みそぎの郷 きこない
国道228号線から木古内町の中心部へ入ることで寄ることが出来る道の駅です。
この道の駅は北海道で唯一新幹線の駅と隣接しています。
また函館から走るいさりび鉄道の終着地点ともなっており、車ではなく公共交通機関でも行きやすい場所です。
この道の駅は道の駅愛好家の中でも人気が高く、オープンしてからわずかな期間で満足度1位に選ばれたことがあるほどです!
なぜそこまで人気なのかというと、アクセスの良さはもちろんなのですが食に関係するところがとても強いです。
自家製パンやジェラート専門店、ソフトクリームやいももちなどの軽食を食べられるキッチンキーコ、更には本格的イタリア料理を楽しむことが出来るお店などとにかく飲食店が多いです!
そのため種類も様々であり、この道の駅だけでもお腹を満たすことが容易でしょう。
特に人気があるのは塩パンとみそぎの塩ソフトクリームです。
何度も立ち寄るけど、閉店してたり売り切れていたりで食べられていなかった木古内 道の駅 の塩パン、やっと食べられた。これは美味しい! pic.twitter.com/5cyetAntJX
— hunhun (@Ball00nlumpfish) May 5, 2018
他にもコロッケや量が少なめ気軽に食べられる塩ラーメン、カレーパンやバーガー系など紹介しきれないほどおすすめ出来るものがあります!
またおみやげコーナーも道南各地から取りそろえた特産品が揃っており、道南の観光を案内するコンシェルジュもいるなど、本来の道の駅の役割を120%以上引き出していることが人気の理由でしょう。
建物全体も道南杉で作られているため、運転で疲れた身体に杉の香りや見た目は癒しになるかもしれません。
子供が遊ぶスペースもあり、どんな層の観光客でもこの道の駅はスルーせずに是非立ち寄ったほしいおすすめの駅となっています。
ただし、週末は当然のように大人気で混んでいる道の駅であるため、時間に余裕もって行った方がいいかもしれません。
14.しかべ間歇泉公園
国道278号線から鹿部町市街地に入ったところにある道の駅です。
この道の駅では北海道の道の駅の中でも唯一間歇泉を見ることが出来る場所です。
道内には数件の間歇泉スポットがありますが、ここが最も噴出の頻度が高く、しかも目の前で見ることが出来るので間歇泉を確実に見たい人にもオススメできます!
足湯もあるので癒されながらのんびり過ごすことも出来ます。
間歇泉を見るためには入場料が必要ですが、足湯では無料タオルを使用することが出来るのでお得となっています。
おみやげは水産加工品が多く取り扱われています。
また食堂も広く、ここでは海産系の食べ物を中心に食べることができ、こちらもテレビで紹介されるなど人気の場所となっています!
この時点でも非常に楽しめる道の駅ですが、道の駅の外には温泉を利用した蒸し釜があるため、道の駅で買った食材をその場で蒸して調理することが出来るという唯一の楽しみ方ができ、これを目的に来る人も多いです!
ただしどれも量が多いので複数人で楽しみに行くとのがおすすめです!
あと蒸すのにも時間がかかるため、蒸し釜での天然蒸し料理を楽しみたい方は時間に余裕をもって計画した方がいいでしょう。
ここも道南の中でも人気の道の駅であるため、週末はかなり混雑しています!
15.なないろ・ななえ
国道5号線沿いの函館新道手前にある七飯町の道の駅です。
道南エリアでは最も新しい道の駅ですがこちらも木古内同様に大人気となっています。
函館にも近く、アクセスの良さもあるのですがこちらもまた「食」に特化した道の駅となっています。
フードコートにはいももち専門店、地元で採れる男爵いもを使用したコロッケ、クレープ、特産品であるガラナを使用したガラナソフトクリームなどここでしか食べられないものも多く取り揃えられており、函館着く前に食欲の誘惑がとても多いです!
他にも特産品であるりんごの品種別のジュース飲み比べ体験なども出来ます!
子供が遊べるスペースもあり、全ての層が楽しめる道の駅でしょう。
おみやげコーナーも広く、海産加工品から直売野菜まで幅広く取り揃えられています。
函館でおみやげを買い忘れても、この道の駅である程度函館みやげを買うことが出来るため、帰りに寄ってみるのもいいかもしれません。
隣にはTHE男爵ラウンジという施設があります。
七飯町の道の駅”なないろ ななえ”
内にある 男爵ラウンジに行ってきた🥔 pic.twitter.com/KmLlMC0Dnd— まつなが (@masuuke24) July 8, 2019
七飯町が男爵いもの発祥の地ということもあり、こちらでは男爵いもを使った商品を中心に販売されています。
フードコートもあり、1つはオイルやトッピングをカスタマイズできるフライドポテトやコロッケを取り扱う男爵いも専門店、もう1つは大沼牛などを使用した料理を提供する洋食レストランとなっております。
お店全体の雰囲気もオシャレであり、道の駅に寄ったのであればぜひこちらも寄ってみると楽しめると思います!!
更にこの道の駅エリアのすぐ隣にはラッキーピエロ峠下総本店があります!
道南を代表するB級グルメのラッキーピエロはご当地バーガーの中でも絶大な人気を誇っており、函館を目的とした観光客のほとんどが行くくらい大人気のお店なのですが、峠下総本店はその中でも最も大きい店舗となっています。
そのためお客さんの回転もいいのですが、連休期間ともなればアクセスが良いため最も混雑する店舗となります。
函館へ向かっている場合だと市内の方が空いている可能性もあるので、混雑している時は別の店舗へ向かうといいかもしれません。
様々なメニューがありますが、あまり行ったことがない方はとりあえず一番人気のチャイニーズチキンバーガーを食べておけば間違いないと思います!
まとめ
以上で道南エリアにある15の道の駅を紹介しました。
道南はどうしても函館が観光の中心となるので国道5号線沿いの道の駅ばかりに注目されがちですが、コンセプト特化型の道の駅も多いのでいろんなところに行ってみるとまた新鮮な体験が出来るかもしれません。
特に連休時期は国道5号線が大渋滞となりやすいので、時間に余裕をもって江差方面へ行ってみたり、恵山方面へ行ってから迂回して函館へ行くとたどり着きやすいかもしれません。
ただ江差方面への迂回は地図で見る以上にかなりの距離となりますので事前にGoogle Mapなどでどのくらいの距離感か確認しておくとよいでしょう。
残りのエリアは道央と十勝エリアのみとなりました。
それらについてはまたいつか紹介したいと思います。
今年の道南は本当に人が少ないので、普段混んでいるからと函館方面を敬遠していた人はチャンスかもしれません。
道路も大渋滞なく、札幌から行けたので本当に行きやすい上に今ならGo To Travelキャンペーンで安くなっているので、軽率に計画立てちゃって大丈夫だと思います。